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2025/11/30

KANAIブログ

  • 未来への取組

「安心して働ける場所」を作る、金井のワークライフバランス

「仕事も生活も、どちらも大切」という考え方が一般的になりつつあります。
これは従業員側の気持ちだけではなく、企業にとっても、「従業員が健康で自分らしく働けることは、企業が存続し、社会に価値を提供し続けるための土台である」と考えられます。

本日は当社のワークライフバランスの取り組みの中から、産前産後休業・育児休業制度の活用実績についてご紹介します。

「制度がある会社」ではなく「制度が使われる会社」

金井重要工業の産前産後休業・育児休業の大きな特徴は“使われていること”です。
男性社員も積極的に取得しており、多い年では取得率が90.0%、育休取得者9名のうち8名が男性だったこともありました。
これは、厚生労働省「令和6年度雇用均等基本調査」で公表され、大幅なポイントアップで過去最高数値だった40.5%という取得率を大きく上回っています。

厚生労働省「令和6年度雇用均等基本調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-r06/06.pdf

制度が積極的に活用される理由は大きく2つあります。

トップからの発信

仕事を離れる期間をつくることは、役職に関わらず勇気が必要ですが、当社は社長自身が2度の育休を取得しています。
また、その時感じたことや経験を「育休日記」として社内ブログや採用ブログで発信してきたことで
男性でも管理職でも育休を取得できるというメッセージが社内外に伝わりました。
今年は男性社員からも2度目の育児休業取得者が誕生しており、「制度を使う」という選択が自然にできる環境が、企業文化として着実に根付いてきていることが1つ目の理由です。

制度の利用を促進する工夫

もう1つの理由は、制度利用の一歩目を後押しする、制度ステップをまとめたマニュアルブック『産休・育休あんしんサポートブック』の存在です。

産休・育休の制度を不安なく利用するには、本人のみならず周囲の理解と協力が必要不可欠です。
この冊子は、総務グループによる自社制作で、「制度があることは知っているけれど、使うのは不安…」という気持ちに寄り添い、安心して一歩を踏み出せるよう構成されています。
制度利用者の周りの人(同僚や上司)にもスポットを当てて作成しており、当社の制度を詳しく説明するだけでなく、双方の気遣いのコツや注意点を具体的に記載することで、産休・育休への理解を促進しています。
また、過去に制度を利用した社員へインタビューを行い、男性女性・取得時期など様々な視点からの体験談も掲載しています。

今年は2025年4月に創設された2つの給付金制度を盛り込み、父・母それぞれが、いつどんな制度を利用できるかも分かりやすく記載した一覧資料を追加するなど、しっかりとメンテナンスすることでガイドブックの存在を形骸化させず、すべての社員がいつでも、確認したいことが確認できる状態になっています。

これらの取り組みと実績は、2024年秋に受賞した「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」や2025年2月発行の「WLBな会社ガイド」への掲載など社外からも評価をいただいています。
これからも制度と文化の両面を育てながら、「安心して長く働ける会社」であり続けることを目指してまいります。

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