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2026/04/30

KANAIブログ

  • 不織布事業

ナメクジ対策に不織布シートのご提案ー忌避素材の違いと選び方

家庭菜園やガーデニングで悩まされることの多い「ナメクジ被害」。
5月~6月に見かけることが多くなり、気づいたときには花や野菜が食べられてしまっていた…という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

対策としては、顆粒タイプや液体の薬剤を撒くなどの方法がありますが、
・設置場所を選ばないものが欲しい
・雨や風の影響を受けにくいものを選びたい
・侵入や接触を防ぐ方法を検討したい
といった理由から、別の方法を検討されるケースも増えています。

本記事では、ナメクジ対策に使われる素材の違いや、それぞれの特徴、選び方のポイントについて解説します。

ナメクジ対策の例

現在、市場でよく使われているナメクジ対策には主に以下のようなものがあります。
・顆粒タイプ
地面に撒くタイプで、比較的安価で手に入りやすいのが特徴です。
一方で、雨や風の影響を受けやすく、設置場所が限定される場合があります。
誘引し、食べたり触れたりした後に作用するものが多い傾向です。
・シートタイプ
フィルムなどがシート状になっており、一定の範囲に敷くことで対策する方法です。
設置性は良いものの、製品によってはコストが高くなる傾向があります。
シートに触れた時点で忌避させる、侵入自体を防ぐものが多い傾向です。

ナメクジ対策を検討する際、意外と見落とされがちなのが「設置場所」です。
例えば、「プランターの側面や壁面にも使いたい」といった場合、顆粒タイプでは対応が難しくなります。
このような条件では、シート状の素材が選択肢に入ってきます。

「不織布シート」のご提案

シートタイプの中から、今回ご紹介するのは「不織布」を活用した方法です。
当社では、ナメクジ忌避に必要な成分を付着させた不織布シートを開発しています。
不織布には次のような特徴があります。
・軽量で扱いやすい
・加工しやすく、形状の自由度が高い
・シートタイプの中ではコストを抑えやすい
これらの特徴により、用途に応じた設計がしやすい素材です。

開発現場の課題とプロセス

こうした製品の開発において、最も難しいのは「効果の検証」です。
実際に「ナメクジ忌避不織布」の開発にあたっては数か月にわたってナメクジを飼育しながら挙動を観察するなど、地道な取り組みが行われました。
その過程で、ナメクジ対策においては物理的な捕獲、捕殺の方が高い効果を示すケースが確認され、「製品として最適な形」という観点で再検討を行い、現時点では製品化には至っていません。

関係者からは「ナメクジ被害は多く、対策ニーズは高い」といった声もあり、
用途や条件によっては製品化の可能性がある分野といえます。
今回の取り組みによって、
・忌避に必要な成分の選定
・不織布への成分付着技術
・使用環境に応じた設計の考え方
といった素材設計や機能付与に関する技術的な知見は蓄積されており、用途に応じた応用の可能性が広がりました。

金井重要工業では機能付与といった素材設計に加え、今回のように用途に応じた検証を通じて、最適な形を探るご提案も行っています。
用途や環境に応じた素材選定や試作のご相談にも対応可能です。
具体的な条件が決まっていない段階や「こんなことはできるのか?」といったご相談からでも、お気軽にお問い合わせください。

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